2025年の葉山フォトコンテストも多くの皆様にご参加いただきました。
今年は審査員に水中写真家 鍵井靖章氏の審査により、受賞作品が決定致しました。
グランプリから鍵井賞まで17賞が、葉山ダイビングセンターにて11月3日(月)の授賞式で発表となりました。
応募総数およそ189枚から厳選された受賞作品の数々をご紹介致します。
グランプリ
「蒼竜の宿る海」
中島 一輝さん
〜講評〜
グランプリは本当に悩みました。候補がいくつもある中で、この作品を選んだ理由は、ウミシダの青の不思議な色が目を引いたからです。ライティングを工夫してにじみ出た色合いがとても独特で、これまでに見たことがない表現でした。さらに、ウミウシを大きく強調するのではなく、一歩引いた視点で周りの環境も取り入れているところが魅力的でした。ちょうど今、僕自身が目指している作品作りの方向性と重なり、この作品をグランプリに選びました。
準グランプリ
「過ぎゆくものたち」
三浦 陽子さん
〜講評〜
数少ないワイドの作品です。
水中ライトを使った撮影は、新しい表現の一つで、赤いヤギとゴンズイをシンプルに切り取り、余計なものを省いたライティングで海の色や雰囲気を見事に伝えていました。実際に撮るのも難しいし、作品としてまとめるのはさらに難しいと思います。そのチャレンジ精神も含めて、この作品を選びました。
環境グランプリ
「アオのステージ」
呉 怡さん
〜講評〜
最初にウミウシが飛び込んでくるように目に入り、そこから背景の人工物や魚の群れに視点が移っていく構成がとても面白かったです。もっと深く読み取りたいと思わせる作品で、作品から物語や現実が伝わってくる点を高く評価しました。
環境準グランプリ
「ひこばえを待ちながら」
森田 徳子さん
〜講評〜
「ひこばえ」とは、伐採や傷を受けた気の根元から新しく芽生える若芽のことです。作品で希望を表現したり、想像させたりできるのはとても大きな力だと思います。この作品はタイトルと内容がぴったり合っていて、枯れたカジメとガラスハゼの命の対比も印象的でした。
ネイチャーグランプリ
「I'm OK♡」
渡辺 裕子さん
〜講評〜
タコがまるでダイバーにOKサインを出しているようで、とても可愛らしい瞬間でした。生態を重視したネイチャー写真でありながら、ユーモアや愛らしさも感じられる素敵な作品でした。
ネイチャー準グランプリ
「多勢に無勢」
渡辺 亨さん
〜講評〜
これはまさに奇跡的な一瞬を捉えた作品です。ニシキフウライウオが胸鰭・背鰭・尾鰭を大きく広げ、その周りにキタマクラが群れている場面。季節来遊魚と葉山で普通に見られる魚という珍しい組み合わせを、一枚でしっかり見せてくれました。
コンデジグランプリ
「ゆりかごの中の罠」
高野 眞江さん
〜講評〜
今年SNSでもよく目にした光景で、僕自身も撮ってみたいと思っていたシーンです。海に落ちてしまった人工物と、そこから新しい命が育まれていく姿。その対比がとても印象的でした。「ゴミと共存する生き物」という視点も含めて、今の日本や世界を映し出しているように感じました。
コンデジ準グランプリ
「ふたりだけの時間」
小野崎 靖丈さん
〜講評〜
魚同士が頬を寄せ合っている瞬間は、なかなか出会えるものではありません。その愛おしい一瞬を見事に切り取っていて、とても素敵な作品だと思いました。
ビギナーグランプリ
「ウミシダの木陰で」
古屋 綾乃さん
〜講評〜
水中カメラを持って2年以内条件の中で選びました。構図の定義からは大きく外れているのに、それが逆に画面に動きを生んでいました。ウミシダの流れを見て縦位置で撮影しているのも面白く、ビギナーとは思えない素晴らしい感性を感じました。
ビギナー準グランプリ
「月明かり」
清水 善孝さん
〜講評〜
海の中なのに、タイトル通り、月明かりを連想させるような雰囲気を持った作品でした。
海のんかでそんなイメージを浮かべながらシャッターを切る感性が新鮮で、その表現力にも心を打たれました。
鍵井賞
「ふうせんとマリメッコ」
中島 一輝さん
〜講評〜
見た瞬間に「わぁ、すごい!」と心を奪われました。葉山の海のどこかに、こんなに美しい造形があるなんて本当に驚きです。グランプリに匹敵する素晴らしい作品でした。
ウミウシ賞
「葉山の森の魔女」
高浦 秀雄さん
〜講評〜
葉山の海 再生活動賞
「宝石箱をのぞいたら」
結城 佳代さん
〜講評〜
葉山町長賞
「dead heat」
小島 慎一さん
〜講評〜
葉山漁協長賞
「葉山会中散歩!!」
清水 達也さん
〜講評〜
